20170123
生還したから昨日書いていたものを載せる。
生きていることについて。
ツイッターに書いたけど、妹が自殺したとき、「遂に成功してしまったのか」と思った。というか言った。
だけど母と兄は「失敗して死んじゃったんだね」と言った。本当はあいつ、死ぬ気なんかなかっただろうにと悲しんでいた。
いくら何度も自殺ごっこをしていた記述があろうと、あーこの根アカポジティブ野郎共はそうなっちゃうのかーって少し悲しくなった覚えがある。
もうどうしようもない、未来がない怖い辛い悲しい「死にたい」っていうのが、あぁーあの本買い逃した!「死にたい!」ぐらいなんだろうか。
それたぶん発注したら治るよ。
故父は肺癌で猛スピードで死んだ。鬱を患っていたこともあった。父方の家系は基本的に神経があまり強くない。体育会系気質。正直明るくはなかった。普段は優しいいいおとうさんなのに怒り方が下手で、部活関連で怒られて2週間完全無視で目も合わせてもらえなかったころがあった。
母は前述の通り根が異様に明るいポジティブマンだ。寝るのも食べるのも動くのも好きな健康マン。分けてくれ。体育会系気質の軸で歯車が合致したのだろう。
兄は勉強ができるやつだった。ストレートで大学、大学院を入学卒業して新卒で入った会社で頑張ってる。アニメ漫画ゲーム小説運動が好きなアクティブマン。あまり口には出さないが、母よりは出来ないヤツの気持ちを汲んでくれる。
おれは高校でダメになったやつパターンで勉強ができなくなった。趣味はなかった。小学校から続いてた小さな自傷行為はついに高校で腕に行った。遺書まで用意した自殺未遂ODは一度だけ。大会当日にやって生還してしまったからそのまま一番苦痛だった部活を辞めた。何も言われなかった。セルフ首絞めは数知れず。一浪。
妹も勉強ができるやつだったけど浪人中に死んだ。最近思い出せば保育園でイジメを受けていたらしい。中学までは輝いてたけど高校のストレスで拒食症みたいになってたこともあると聞いた。部活に馴染むのも相当時間がかかったらしい。その部活もおれと同じく父の圧力で嫌々やってたせいかも。萌キャラ系が好きだったけど、そのうち腐女子っぽい道に進んでた。死後の部屋からは難消化性デキストリン2kgや貝印、未来の自分へ宛てた手紙等が出てきた。たぶん片手で収まらない数のドアノブ自殺未遂。そして一度だけの完遂。
犬はかわいい。
思い返してみて両親と兄の背中は追いかけていたが、妹のことをあまりに知らないなと思った。滅茶苦茶考えてやっとこれだけ出せた。まぁ高校時代を丸々すっとばしてるんだからそりゃ知らないわ。
でも3年以上離れて暮らしててもこれぐらいの情報はおれでも持ってた。これだけ条件があれば、精神病んでるな、気付けなくてごめんなって思う。
いやたぶんさそれさ死にたくて死んだろ。
何が失敗で何が成功だろう?
意外と貝印買うの勇気いるんだぞ、コノヤロウ。毎回違う薬局行ったり遠くのコンビニで買ってたぞおれは。
そりゃあ死人の話なんて、意思なんてどうでもいいけどさ。うん。
何を記録したかったかと言うと、受け容れたくないことは受け容れないということも幸福のコツであるということだ。
交通事故のように望まない非業の死をたまたま喰らっただけなのだ。
そう自らが望んでいないことでもたまたま起きたことは自分の都合のいいように解釈すればいいのだ。
悲しいかな、事故死。だが引きずられ続けてはいけないのだ。
だからもっと前向きに明るく生きましょー眠い寝るお腹減ったご飯美味しい!!とか
あー。
んな訳あるかよーバカ野郎。