故郷への乱文
こちとらもう日付も変わりますし、寝たいんですけど、よろっと頭の情報量がしんどくなってきたので一度文字に起こしてみようと思います。
何故故郷に惹かれるのか。何故家族と共にいることが良しとされているのか。
この求心力はなんなのか。おれから見れば、これは殆ど呪いみたいだ。
帰る場所がある、待っている人がいると言えば聞こえは良し。ただそこを終の住み処にしたいのかと言われるとそうでもない?だったらどこで暮らしたい?
ここじゃないどこかで暮らしたい。ここじゃないどこかで生きたい。くそみてえな思い出も輝かしい思い出もそこらじゅうにリマインダーがある町は生きづらい。
ああそれならそこじゃないどこか。ダーツで刺さった先の町や国に行って、そうだな、10年暮らして。町がリマインダーまみれになって。また離れたくなってしまうのかな。
愛着の持ち方がイカれてる。なんとなくそんな気はする。
過去に怯えてる。なんだかそんな気もする。
帰らなければいけないところと帰るべきところは違う。それならおれはどこに帰ろうか。
帰らなければいけないところは故郷だ。家族のもとだ。
ここがおれの帰るべきところ、と思った場所や人には、それぞれ帰らなければいけない家族がいる。
帰らなければいけないところを受け入れられないと孤独が来る。絶妙な味わいの孤独が来る。それが大きくなると補食されるらしいから気を付けろ。大丈夫、おれたちは一人じゃない。孤独の味見をし合おう。美味しいのもあるかもしんないよ。
ここじゃないどこかに生きたい。
くぐもった価値観が高く鳴る瞬間を期待してる。
故郷には甘やかされるばかりで、心臓にラードでもつけられてるような不快感がある。鼓動が重たいんだ、そういう日ばかりなんだ。
徐々に開発が進む物悲しさもどうだっていいんだ。それすら鼓動を圧し殺す。
町に変わらないでほしい。変わるぐらいなら出ていきたい。そうして着いた町も誰かにとっては変わらないでほしかった町でおれのように誰かが去った町だ。
よそ者だから許される挙動も、少し悲しい。僕がこの町の生活に馴染むことはできても、所詮はよそ者なのだろうか。そして去るのだろうか。故郷にまで。
故郷は、おれの部屋は、泥沼みたいで苦手だ。安心してしまう、おれの荷物の数に気づいてしまうから。
重力井戸から這い出るのは難しい。
輪廻とまではいかないんですけど、僕からみて右君からみて左とかを思い出します。
永劫、うねって、右左、人生、いいから
さっさと好きなことやろうか。
ああ、日付変わっちゃいました?
おやすみなさい。