”クスリ”の話
この日記の場合クスリは違法合法処方を問わず依存性を持つものとする。
用法要領は守ってこーな。
人は何故ドラッグの魔力から逃れられないのか。
日常からの逃避行。
または生活の破壊衝動。
あるいは非日常への好奇心。
日常を続けるため。
単純な快楽を求めてとかもあるかな。
そんなところだろうか。まだあるなら知りたい。教えて。
僕が好きなある書き手が調べたことには、農耕よりも煙草の栽培に力を入れていた民族がいたことをどこかの文献から引っ張ってきていた。
人類はニコチンの魔力をずっと知っていたということになる。その論を借りるなら食べ物を作るよりニコチンが大事な文化もあったということだ。
コーヒー起源説の一つには、ヤギがコーヒーの実を食べてやたらとハイになったからカフェインが見つかった、とするものがある。
見つかってからは夜通し行う儀式の際に飲まれてたとか、既に精神刺激薬としての働きをしていた。
何百万年前のアルコールの痕跡だって世界にはある。
神社に行くとなんか大体あるあの縄、しめ縄ってのも元は聖なる植物の大麻草で作られていたはずだ。今は大麻規制が厳しすぎたりなんたりで合成繊維で作ってるからあの縄イミあんのかなーって眺めてる。
形を残したまま意味を持ち続けるなんて虚しい。そんな気がする。形式が大事なのも分かるけどね。
僕はタバコは滅多に吸わないしコーヒーも飲めない。大麻に至っては完全に知らない。
だけどアルコールには溺れかけてた。大学生時は何時でも飲みだしてでもアル中はなりたくないから身体から抜ける時間を考えては飲んでいた。まだ理性で衝動をコントロールしていたというレベルだった。
さて、僕はあるとき酒を初めて飲んだ。ハタチだったことにしよう。初めて飲んだ。
故親父が飲んでたトップバリュの一番安くて一番でかい焼酎かな、まあ飲んだよ。
逃避行と、破壊衝動がどうしようもなくなったからだ。
腕をもう切りたくなかった。違う自傷行為が欲しかった。
当時飲み方なんざ知らないしおいしく飲む気もなかったから、コップに一杯だばっと注いで強すぎるアルコールに口や喉や胃をぼこぼこにされて泣きながら飲んだ。止め処ない唾液をひたすら吐き出しながらただ泣きそうになりながら飲んでた。
フラフラになってたまに寝落ちして予備校に遅れた。大体故妹に発見されて酒臭いまま走って家を出ていた。
一度か二度死線を見た。優しさの欠片もない飲み方だから、急性アルコール中毒が発生したのか「ア、これ、マジで吐かんと死ぬやつ」と思ってぐでんぐでんの身体を引きずってちゃんとトイレで吐いた。
僕と何かの中毒者の方の違いは、先に酒を飲んだかクスリを飲んだかだけだったろう。
冒頭で言ったクスリの魔力にメンヘラと総称される人々はきっと惹かれやすい。
離脱症状なんかに興味はないのだろう。そのときがつらいだけだから。
あとのつらさはクスリが抜けてからの自分へ任せることができるなら、他に何かなかったのだろうか。
冷静に考えるとクスリ抜けるのしんどくて先延ばしにしたことしんどくてもうしんどいことこの上なさそう。みんな元気に生きれるといーな。
この文を前半のノリのまま4倍ぐらいに広げていければ読者投稿マンできる気がするけど、なんだかそんな気力がない。依存症の募集(たぶん)もう別段してないだろうし。
昨日加速したまま書いてみたかったなあ。まあいいや。
ここ数日、寒いほうがテンションが加速する日と寒くなると冬眠さながらしょぼくれていく日が交互に来る。
今ぐらいはちょうどいいやろ!と部屋を寒いままにしてたらすごくしょぼくれてきた。
病院に行って処方箋めちゃ余ってますと正直に伝えたらルネスタ以外なくなった。
次は来月なんだけどいいのだろうか。
眠たい。布団に丸まってたいけどやることがある。
がんばる。
酒飲みたい。